ブラジルのスーパーで粉ものコーナーを見ていると、よく目に入る食材のひとつに「フバ」があります。
ポルトガル語では Fubá(フバ) と書きます。日本語で言うと、とうもろこし粉、またはコーンミールに近い食材です。
ただ、日本で売られているコーンミールとまったく同じかというと、少し迷うところもあります。
ブラジルのフバは、粒の細かさや使い方によって料理の仕上がりが変わるので、初めて使う時は少し分かりにくい食材かもしれません。

今回は、ブラジルでよく使われるフバとはどんな食材なのか、コーンミールとの違い、ブラジル料理での使い方、日本で代用する時の注意点について、日本人目線でやさしく紹介します。
フバとは?ブラジルで使われるとうもろこし粉
フバは、とうもろこしを挽いて粉にした食材です。
ブラジルでは、ケーキ、おかゆのような料理、パン、焼き菓子など、いろいろな料理に使われています。日本でいう小麦粉のように、何にでも使う粉というよりは、とうもろこしの風味を出したい料理に使う粉という感じです。
フバを使った料理で有名なのが、bolo de fubá(ボーロ・デ・フバ) です。とうもろこし粉を使った素朴なケーキで、ブラジルではコーヒーのお供としてよく食べられています。

初めて食べた時は、日本のふんわりしたケーキとは少し違って、とうもろこしの香りがやさしく、家庭的なおやつだなと感じました。甘すぎないものも多く、朝食や午後のコーヒー時間にも合います。
スポンサーリンクフバとコーンミールの違いは?
日本でフバを説明する時は、「ブラジルのコーンミール」と言うと分かりやすいです。
ただし、実際に料理で使う時は、粒の細かさに注意した方がいいです。
日本で売られているコーンミールは、商品によって粒が粗めのものもあります。一方、ブラジルのフバは、ケーキやアングーに使いやすい細かめの粉が多いです。
特に fubá mimoso(フバ・ミモーゾ) と書かれているものは、きめが細かく、ボーロ・デ・フバなどのお菓子作りに使いやすいタイプです。
日本でコーンミールを代用する場合は、なるべく細かいタイプを選ぶと、ブラジルのフバに近い仕上がりになりやすいです。
粒が粗いものを使うと、食感がザラッとしたり、生地になじみにくく感じることがあります。
ブラジルではどんな料理に使われる?
フバを使う料理として、まず思い浮かぶのはボーロ・デ・フバです。
ブラジルの家庭では、シンプルなケーキとしてよく作られます。チーズを入れるもの、ココナッツを入れるもの、グアバペーストを合わせるものなど、家庭や地域によっていろいろな作り方があります。
また、angu(アングー) という料理にもフバが使われます。アングーは、フバを水やだしで練って作る、やわらかいポレンタのような料理です。肉料理や豆料理に添えられることもあります。
ほかにも、broa de fubá(ブロア・デ・フバ)というとうもろこし粉のパンや焼き菓子、mingau de fubá(ミンガウ・デ・フバ)というおかゆのような甘い料理にも使われます。
ブラジルでは、フバは特別な高級食材というより、昔からある素朴で家庭的な食材という印象です。
スポンサーリンクスーパーではどのように売られている?
ブラジルのスーパーでは、フバは粉ものコーナーや、小麦粉、砂糖、米、豆の近くに置かれていることが多いです。
袋入りで売られていて、500gや1kgくらいのものをよく見かけます。パッケージには、Fubá、Fubá mimoso、Fubá de milho などと書かれています。
また、近くに flocão(フロコン) や farinha de milho(ファリーニャ・デ・ミーリョ) が置かれていることもあります。
これらもとうもろこし由来の食材ですが、フバとは粒の大きさや使い方が違います。フロコンは粒が大きめで、ブラジル北東部のクスクスなどに使われることが多いです。

ボーロ・デ・フバを作りたい時は、基本的には「Fubá」または「Fubá mimoso」と書かれたものを選ぶと分かりやすいです。
日本人目線でわかりにくいところ
日本人目線で一番わかりにくいのは、フバ、コーンミール、コーングリッツ、コーンフラワーの違いかもしれません。
どれもとうもろこしから作られる粉ですが、粒の細かさや用途が違います。
ブラジル料理のレシピで「fubá」と書かれている場合、日本では細かめのコーンミールやコーンフラワーを探すと近いことが多いです。
ただし、コーンスターチとは違います。コーンスターチはとうもろこしのでんぷんで、フバのようなとうもろこし粉とは使い方が変わります。

「とうもろこしの粉だから同じかな?」と思ってコーンスターチで代用すると、ケーキやアングーの仕上がりがかなり変わってしまうので注意してください。
日本で作る場合の代用品と注意点
日本でフバそのものを探す場合は、ブラジル食材店や南米食材を扱う通販で取り扱いがある場合があります。
見つからない場合は、細かめのコーンミールやコーンフラワーを代用品として使うこともできます。
ただ、商品によって粒の粗さがかなり違うので、ボーロ・デ・フバのようなケーキに使う場合は、できるだけ細かいものを選ぶのがおすすめです。
逆に、粒の粗いコーンミールを使うと、少しザラッとした食感が残ることがあります。それが好みの場合もありますが、ブラジルのしっとりしたボーロ・デ・フバを目指すなら、細かめの粉の方が作りやすいです。
\ 日本でブラジル食材を探したい方に /
フバ・コーンミールを探す
フバや細かめのコーンミールなど、日本では見つけにくいブラジル食材も通販で取り扱いがある場合があります。購入前に原材料や粒の細かさ、内容量を確認してみてください。
フバを使う時のコツ
フバを使う時は、レシピに合った粒の細かさを選ぶことが大切です。
ケーキに使う時は、細かめのフバを使うと生地になじみやすくなります。小麦粉と合わせて使うレシピも多いので、最初はブラジルの家庭レシピに近い配合で作ると失敗しにくいです。
アングーのように火にかけて練る料理では、ダマにならないように少しずつ混ぜるのがコツです。水分を入れてからしっかり混ぜ、弱火でゆっくり火を通すと、なめらかに仕上がりやすくなります。
フバはとうもろこしの香りがあるので、バター、チーズ、ココナッツ、グアバペーストなどともよく合います。ブラジルのお菓子らしい素朴な味を楽しみたい時にぴったりです。
スポンサーリンクフバの保存方法
フバは乾燥した粉なので、開封前は常温で保存できるものが多いです。
ただし、湿気や虫には注意した方がいいです。開封後は袋の口をしっかり閉じるか、密閉容器に入れて保存すると安心です。
ブラジルは暑い地域も多いので、私は開けたらなるべく早めに使うようにしています。においが変わっていたり、湿気て固まっている時は、無理に使わない方が安心です。
まとめ
フバは、ブラジルでよく使われるとうもろこし粉です。
日本のコーンミールに近い食材ですが、ブラジル料理で使う時は、粒の細かさや用途に注意すると失敗しにくくなります。
ボーロ・デ・フバ、アングー、ブロア、ミンガウなど、フバを使った料理はどれも素朴で家庭的な味わいがあります。
ブラジルのスーパーでは「Fubá」や「Fubá mimoso」という名前で売られていることが多いので、買う時はパッケージの名前を見て選んでみてください。

このブログでも、フバを使ったボーロ・デ・フバや、ブラジル風のアングーなど、関連レシピにつなげて紹介していきたいと思います。









コメント