ブラジルで暮らし始めて、最初に少し戸惑ったことのひとつが「あいさつ」です。
日本では、初対面の人やそこまで親しくない人とは、軽く会釈をしたり、「こんにちは」と言ったりするくらいが多いですよね。
でもブラジルでは、握手だけでなく、ハグをしたり、頬を軽く合わせるようなキスのあいさつをすることがあります。
ここでいうキスは、恋愛的なものではなく、頬に軽く触れるような、ブラジルではよく見かける親しみを込めたあいさつです。
頭では分かっていても、日本人の感覚からすると、最初はやっぱり少しびっくりしました。^^;
ブラジルのあいさつは距離が近い
私がブラジルに来て感じたのは、あいさつの時の人との距離が、日本よりもかなり近いということです。
もちろん、地域や相手との関係、年齢、場面によっても違います。
私の見た範囲では、女性同士や、男性と女性のあいさつでは、頬を軽く合わせるようなあいさつをすることがあります。
男性同士では握手やハグのような感じが多い印象です。
ただし、これもブラジル全体で必ず同じというわけではなく、町や家庭、人によって違いがあります。
日本のように「会釈で十分」という感じとは違い、相手との距離を少し近づけるようなあいさつが自然に行われることが多いのです。
スポンサーリンク最初はどのタイミングでどうすればいいか分からなかった
ブラジルに来たばかりの頃は、このあいさつにかなり戸惑いました。
相手が近づいてきた時に、握手なのか、ハグなのか、頬のキスなのか、一瞬で判断しないといけないからです。
日本人の私は、どうしても少し身構えてしまって、「え、今どうすればいいの?」となることがありました。^^;
相手はごく自然にしているのに、こちらだけ動きがぎこちなくなってしまうんですね。
特に初対面の人に頬を近づけられると、最初は本当に驚きました。
一応、私は以前アメリカにも10年ほど住んでいたので、握手やハグにはそれほど抵抗がありませんでした。
そのため、体を近づけるあいさつ自体がまったく初めてだったわけではありません。
それでも、ブラジルのように頬を軽く合わせるあいさつは、また少し感覚が違いました。
ハグならまだ分かるのですが、頬を近づけるとなると、日本人の感覚ではやっぱり少しドキドキします。^^;
アメリカでのあいさつに慣れていた私でも、ブラジル式の頬のあいさつに自然に慣れるまでは、少し時間がかかりました。
でもブラジルでは、それが失礼なことでも、特別に深い意味があることでもなく、普通のあいさつとして受け止められている場面が多いです。
日本との違いを感じるところ
日本では、人との距離感を大切にする文化がありますよね。
あまり親しくない人とは、少し距離を保って話すことが多いですし、体に触れるあいさつはあまり一般的ではありません。
そのため、ブラジルのハグや頬のキスのあいさつは、日本人から見るとかなり近く感じると思います。
でも、ブラジルで暮らしていると、この近さが相手を歓迎する気持ちや、親しみを表す方法なのだと少しずつ分かってきます。
日本の会釈が「礼儀」や「控えめな心遣い」を表すように、ブラジルのハグや頬のキスも、その土地の自然なあいさつの形なのだと思います。
スポンサーリンク慣れてくるとあたたかく感じることも
最初は戸惑っていた私も、少しずつ慣れてくると、ブラジルのあいさつをあたたかく感じるようになりました。
久しぶりに会った人が笑顔でハグしてくれたり、家族の集まりで一人ひとりにあいさつをしていったりする様子を見ると、ブラジルらしいなあと思います。
日本だと、親戚や友人の集まりでも、そこまで一人ずつしっかり体を近づけてあいさつすることは少ないかもしれません。
でもブラジルでは、あいさつそのものが「あなたに会えてうれしい」という気持ちを伝える時間のように感じることがあります。
もちろん、毎回完璧に合わせられるわけではありません。
今でも少しタイミングに迷うことはあります。^^;
それでも、相手が笑顔で接してくれると、こちらも自然と気持ちがやわらかくなります。

最近では、私もこの頬を軽く合わせるあいさつが、だいぶ自然にできるようになってきました。
最初の頃は、どのタイミングで顔を近づければいいのか、右なのか左なのか、少しドキドキしていたのですが、今では相手の動きに合わせて、あまり考えすぎずにできることが増えてきました。
そうすると、私の周りのブラジルの人たちは、どこかうれしそうにしてくれるように感じます。
こちらがブラジルのあいさつを自然に返すことで、「この人もこちらの文化に慣れてきたんだな」と受け取ってくれているのかもしれません。
一方で、日本から来た人の中には、長くブラジルに住んでいても、この距離の近いあいさつがなかなか慣れない人もいます。
それもとても自然なことだと思います。
日本では、初対面の人やそこまで親しくない人と体を近づけてあいさつする習慣があまりないので、頭では分かっていても、実際にするとなると少し勇気がいるんですよね。
だから、できる人がすごい、できない人がだめということではなく、自分のペースで少しずつ慣れていけばいいのだと思います。
無理に合わせすぎなくても大丈夫
ブラジルのあいさつ文化に慣れていないと、「自分も同じようにしなければ」と思ってしまうかもしれません。
でも、私は無理に完璧に合わせなくても大丈夫だと思っています。
相手の動きを見ながら、自然にできる範囲で返せばよいですし、どうしても慣れない時は、笑顔であいさつするだけでも気持ちは伝わります。
ブラジルの人も、こちらが外国人だと分かっている場合は、多少ぎこちなくてもあまり気にしないことが多いように感じます。
大切なのは、相手を避けるような雰囲気にならないことかなと思います。
少し照れながらでも、笑顔で「Oi」「Tudo bem?」と言えれば、それだけで十分な場面も多いです。
旅行や移住でブラジルに来る人へ
ブラジルに旅行や移住で来る方は、最初にこのあいさつ文化に少し驚くかもしれません。
特に日本から来ると、人との距離が近く感じて、戸惑うこともあると思います。
でも、ブラジルではハグや頬のキスは、相手を歓迎するあいさつのひとつです。
恋愛的な意味ではなく、家族や友人、親しい人との自然なコミュニケーションとして行われていることが多いです。
もちろん、相手や場面によって違いますし、全員が必ずそうするわけではありません。
まずは周りの人の様子を見ながら、少しずつ慣れていけばいいと思います。
スポンサーリンクまとめ
ブラジル人のあいさつ文化は、日本人の私にとって、最初はかなり戸惑うものでした。
ハグをしたり、頬を軽く合わせるようなキスのあいさつをしたり、日本の会釈や軽いあいさつとは距離感がかなり違います。
でも、暮らしているうちに、それは相手との距離を縮めるための自然な表現なのだと感じるようになりました。
もちろん、ブラジル全体が同じというわけではなく、地域や相手との関係によって違いがあります。
それでも、笑顔で近づいてくるあいさつには、ブラジルらしいあたたかさがあります。

最初は少し戸惑っても、少しずつ慣れていくと、その距離の近さの中に、人とのつながりを大切にするブラジルの暮らしが見えてくる気がします。^^








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