ブラジルに住んでいると、地名だけでなく、その土地の人を表す呼び方を耳にすることがあります。
たとえば、サンパウロ出身の人は「パウリスタ」、リオデジャネイロ出身の人は「カリオカ」と呼ばれます。
最初に聞いた時は、ただの呼び方の違いかなと思っていたのですが、ブラジルで暮らしているうちに、この言葉にはその土地のイメージや、人の気質のようなものも少し重なっているのだなと感じるようになりました。
パウリスタとカリオカの意味
「パウリスタ」は、サンパウロ州やサンパウロ出身の人を指す言葉です。
一方、「カリオカ」は、リオデジャネイロ市出身の人を指す言葉です。
どちらもブラジルではよく使われる言葉で、ニュースや会話の中でも出てくることがあります。
日本語で考えると、「東京の人」「大阪の人」のような感じに少し近いかもしれません。

ただ、ブラジルは広くて地域差も大きいので、その土地ごとの呼び方やイメージがいろいろあるのが面白いところですね。
パウリスタのイメージ
サンパウロは、ブラジルの中でも大きな商業都市です。
そのためか、パウリスタには「働き者」「真面目」「忙しそう」「少しせっかち」というイメージがあるようです。
もちろん、すべての人がそうというわけではありませんが、サンパウロの街全体には、どこか仕事や生活のテンポが速い雰囲気があります。
地下鉄の駅やバス停などで、きちんと並ぶ人たちの様子も、サンパウロらしいと言われることがあります。
ブラジルの中では、比較的きっちりしている印象を持たれることもあるのかもしれません。

日本人の目線で見ると、サンパウロのそういうところは、少しなじみやすい部分もあるように感じます。
カリオカのイメージ
カリオカは、リオデジャネイロの人を表す言葉です。
リオというと、海、太陽、サンバ、ボサノバ、明るい雰囲気を思い浮かべる人も多いと思います。
カリオカにも、「のんびりしている」「遊び上手」「明るい」「人生を楽しむのが上手」というようなイメージがあるようです。
こちらももちろん、人によって違いますし、ひとことで決めつけられるものではありません。
でも、サンパウロとリオを比べる時に、よく出てくる対比ではありますね。
パウリスタのきっちりした雰囲気に対して、カリオカはもう少し肩の力が抜けているように見られることがあるのだと思います。
スポンサーリンクサンパウロとリオのちょっとしたライバル意識
パウリスタとカリオカの間には、少しライバル意識のようなものもあると言われます。
サンパウロの人がリオの人を見て「のんびりしているな」と思ったり、リオの人がサンパウロの人を見て「真面目すぎるな」と思ったり。
どこまで本気で、どこから冗談なのか分からないような会話もありますが、そういうところもブラジルらしいなと思います。
昔読んだポルトガル語の本にも、パウリスタとカリオカの違いが紹介されていました。
サンパウロの人は働き者で真面目、リオの人は南国らしくのんびりしていて遊び上手、というような内容で、読んだ時に「なるほど、そういう見方があるんだ」と思った記憶があります。
日本でいうと、東京と大阪の関係に少し似ているようなところもあるかもしれませんね。

もちろん同じではありませんが、お互いにちょっと意識し合っている感じが面白いです。
ポルトガル語の発音にも違いがあります
パウリスタとカリオカの違いは、性格や雰囲気だけではなく、ポルトガル語の発音にも表れます。
ブラジルに来たばかりの頃は、発音の違いやなまりの違いはほとんど分かりませんでした。
というより、そもそもポルトガル語自体が全然分からなかったので、サンパウロの発音なのか、リオの発音なのか、南部の発音なのか、そんなことを聞き分ける余裕もありませんでした^^
でも、長く暮らしているうちに、少しずつ「あ、この話し方はリオっぽいのかな」「この発音は南部のガウーショっぽいのかな」と感じることが出てきました。
ちなみに、ブラジル南部の人は「ガウーショ」と呼ばれることがあります。
ブラジルは広いので、地域によって言葉の響きや雰囲気もかなり違います。
最初にブラジルに来た時は、「こんな言葉、絶対に分かるようにならないだろうな」と思っていました。
それが、少しずつでも耳が慣れてくるのだから、住んでいると変わるものですね。
しみじみ……です。
スポンサーリンク日本人目線で見ると面白いブラジルの地域差
日本にも、地域によって言葉や食べ物、性格のイメージがありますよね。
関東と関西、北と南、都会と地方など、同じ日本でも少しずつ違います。
ブラジルも同じで、国がとても広い分、その違いがもっと大きく感じられることがあります。
サンパウロにはサンパウロらしさがあり、リオにはリオらしさがあり、南部には南部らしさがあります。
食べ物も、話し方も、人との距離感も、地域によって少しずつ違っていて、そういうところを知っていくと、ブラジルの暮らしがまた少し面白く見えてきます。
最初はただ「ブラジル」とひとまとめに見ていたものが、だんだん「サンパウロっぽい」「リオっぽい」「南部っぽい」と感じられるようになっていくのも、長く暮らしていて面白いところだと思います。
パウリスタとカリオカ、どちらもブラジルらしい
パウリスタとカリオカは、よく対照的に語られます。
パウリスタは働き者で真面目、カリオカはのんびりしていて遊び上手。
そんなふうに言われることがありますが、実際には人それぞれですし、あくまでも大きなイメージとして楽しむくらいがちょうどいいと思います。
でも、こういう呼び方や地域ごとのイメージを知ると、ブラジルの会話やニュース、友人とのちょっとした話が少し分かりやすくなります。
ポルトガル語が全然分からなかった頃には気づかなかったことも、少しずつ耳に入ってくるようになると、暮らしの中の小さな発見になりますね。
「パウリスタ」と「カリオカ」。

どちらもブラジルを知るうえで、なかなか面白い言葉だと思います^^








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