パウリスタとカリオカ
『パウリスタ』と『カリオカ』
サンパウロ生まれの人をパウリスタ、リオ生まれの人をカリオカといいます。
しかし、その気質は正反対です。
パウリスタは、これだけの商業都市をたった1世紀で築き上げただけあって、せっかちで働き者で真面目。
それに対しカリオカは、南国の太陽とサンバやボサノバが似合うのんびりとした粋な遊び上手。
地下鉄の駅でもどこでも整列するパウリスタをカリオカは笑います。
両者の間にはライバル意識もあって、ブラジルのポルトガル語はサンパウロの発音が標準的とされているのですが、カリオカはリオの発音に誇りをもち、決してそれを捨てようとはしません。
どこか、東京人と大阪人の関係に似ていませんか?
ブラジルに来た当時は、発音の違いとか、訛りとか、あまりよく解らなかったのですが(もちろん、ポルトガル語自体、全然解らなかったし…)、最近は、なんとなく、カリオカの人の発音とか、南部のガウーショ(南部の人はこう呼ばれる)の人の発音とか、少しずつ解ってくるようになった。
初めて来た時には、こんな言葉絶対解るようにならないだろうと思っていたのに、やはり住んでいると解ってくるもんなんですね~…。
しみじみ…。(こんな言葉って言われるポルトガル語って一体…)
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