カーニバル(Carnaval)
『カルナヴァル』(ポルトガル語読みではこう読む)
ブラジルのカーニバルの起源はヨーロッパのキリスト教の「謝肉祭」で、17世紀にポルトガル人によって持ち込まれました。
枝の祝日にあたる日曜日から数えて40日さかのぼった日曜日、月曜日、火曜日がその公式日程ですが、地域によってはその前の土曜日や金曜日まで含めて4~5日にわたって行われます。
当初は水や小麦粉を入れた袋をぶつけ合う遊びをしただけであったのが、19世紀には音楽の演奏が伴うようになり、1898年には、シキーニャ・ゴンザーガによって、「オ・アブリ・アーラス」というカーニバルのための曲が初めて作られています。
とにかく、灰の水曜日の前までがカーニバルなのですが、今年は週末の土曜・日曜にサンパウロのカーニバルがあり、月曜・火曜の2日間がリオでした。
サンパウロもリオもサンバのグループがあり、各グループが競技します。何を競い合うのかというと、各グループでテーマを決めて、そのテーマに合わせて歌と演奏とダンスを繰り広げながら行進します。
だいたい、夜の9時頃に始まって、明け方早く3~4時まで続きます。
テーマは何でもいいのですが、今年は『大豆』がテーマのグループもいました。
98年には『日系人の歴史』をテーマにして優勝したグループもあります。
サンパウロとリオはこのように大々的なものですが、地域によって新しいタイプのカーニバルを楽しめるところもあるようです。
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