ブラジルのにんじんケーキは、ポルトガル語で「bolo de cenoura(ボーロ・デ・セノウラ)」と言います。
日本のにんじんケーキやアメリカのキャロットケーキとは少し違って、すりおろしたにんじんを入れるというより、にんじんを卵や油と一緒にミキサーで混ぜて作る、ふんわりした黄色いケーキです。
アメリカのキャロットケーキは上にクリームチーズで作ったクリームをかけますが、ブラジルではチョコクリームをかけます。
にんじんとチョコ?と思うかもしれませんが、ブラジルではこの組み合わせがとても親しまれていますし、ホント美味しいんです♪
午後のコーヒーの時間や、家で作るおやつにもぴったりのケーキですね。

チョコレートクリームをかけずにそのままでも美味しいですが、チョコクリームをかけるとはまりますよ。^^
ブラジルでよく作られるミキサーケーキ
ブラジルのケーキは、ミキサーで簡単に作るものがけっこう多いです。
このにんじんケーキも、にんじん、卵、砂糖、油などをミキサーで混ぜてから、小麦粉と合わせて焼きます。
日本のお菓子作りのように、バターをクリーム状にしたり、粉を何回もふるったりする感じではなく、家庭で気軽に作れるところがいいですね。
私が最初にこのケーキを知った時も、「にんじんをミキサーに入れるんだ」と少し驚きました。
でも、作ってみると簡単で、色もきれいで、チョコクリームとの相性もよくて、なるほどブラジルで人気があるのも分かる気がしました。
今回のレシピは、昔「ブラジル☆まるかじり」のコミュニティで教えてもらったレシピや、ブラジルの雑誌に載っていたレシピを参考にして作ったものです。
材料
21cm×21cmくらいの四角い型1台分の目安です。
ケーキ生地
- 卵 3個
- 砂糖 1カップ
- にんじん 2カップ(250g)
- サラダ油 50ml
- 小麦粉 1と1/2カップ
- ベーキングパウダー 大さじ1
- 塩 ひとつまみ
粉カカオで作るチョコクリーム
- creme de leite 2箱(400ml)
- 砂糖 大さじ4(90g)
- カカオ50% 大さじ6(80g)
チョコクリームが少なくて良い場合は、creme de leiteを1箱で半分の分量で作ってもいいです。

チョコクリームは、ブラジル人は練乳で作る人が多いですし、またはチョコレートで作る人もいますが、私は練乳はあまり好きじゃないし、経済的なので50%のchocolate em póで作ることが多いです。
ブラジルで材料を買う時の名前
ブラジルで材料を探す時は、次のような名前で売られています。
- にんじん:cenoura
- 卵:ovos
- 砂糖:açúcar
- サラダ油:óleo
- 小麦粉:farinha de trigo
- ベーキングパウダー:fermento em pó químico
- 牛乳:leite
- ココア:cacau em pó
- チョコレートパウダー:chocolate em pó
- マーガリン:margarina
- 生クリームに近いクリーム:creme de leite
ベーキングパウダーは「fermento em pó químico」と書かれているものを選ぶと安心です。
パン用のイーストとは違うので、そこだけ気をつけてください。
ブラジルでは「chocolate em pó」を使うことも多いですが、商品によって砂糖入りのものもあります。
日本で作る場合は、無糖ココアを使うと甘さを調整しやすいと思います。
作り方
1. にんじんを切る
にんじんは皮をむき、ミキサーで回しやすい大きさに切っておきます。
小さく切りすぎる必要はありませんが、大きいままだとミキサーに負担がかかるので、適当な大きさに切ってください。
2. ミキサーで材料を混ぜる
卵、砂糖、にんじん、サラダ油をミキサーに入れて混ぜます。
にんじんのかたまりが残らないように、なめらかになるまでしっかり混ぜます。
ブラジルでよく使う「liquidificador」というジュース用のミキサーで作る感じです。
3. 小麦粉と合わせる
ボウルに小麦粉と塩を入れ、ミキサーで混ぜた生地を加えて混ぜます。
粉っぽさがなくなるまで、泡立て器やゴムべらで混ぜます。
混ぜすぎると重くなることがあるので、全体がなじんだら大丈夫です。
4. ベーキングパウダーを加える
最後にベーキングパウダーを加えて、静かに混ぜます。
ブラジルのケーキレシピでは、ベーキングパウダーを最後に入れることが多いですね。
粉の一部にかたまらないように、全体に均等に混ざるようにしてください。
5. 型に入れて焼く
油やマーガリンを塗った型に生地を流し入れます。
180度に予熱したオーブンで、約40分焼きます。
焼き時間はオーブンや型の大きさによって変わるので、竹串を刺して生の生地がついてこなければ焼き上がりです。
私は21cm×21cmくらいの四角い型で焼きました。
ブラジルのレシピは、型の大きさが書かれていないことも多いので、家にある型で様子を見ながら焼けば大丈夫だと思います^^
6. チョコクリームを作る
チョコクリームの材料を小鍋に入れて、中火にかけながら混ぜます。
沸騰してきたら、弱火にして5分間混ぜ合わせます。
5分経ったら火からおろし、その時はまだ柔らかい状態ですが、冷めると少し固まってきます。
焼き上がったケーキが冷めたら、上からチョコクリームをかけます。
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にんじんはしっかりミキサーにかける
にんじんのかたまりが残ると、生地にムラが出やすくなります。
きれいな黄色い生地にするためにも、卵や油と一緒に、なめらかになるまでよく混ぜるのがおすすめです。
ベーキングパウダーは最後にやさしく混ぜる
ベーキングパウダーを入れたあとは、混ぜすぎないようにします。
ただ、混ざり方にムラがあると、焼き上がりに部分的なふくらみの違いが出ることもあるので、静かに、でも全体に行き渡るように混ぜてください。
日本のベーキングパウダーは少なめでも
元のレシピではベーキングパウダーを大さじ1としていますが、日本のベーキングパウダーを使う場合は、小さじ1〜2くらいから試してもいいかもしれません。
ブラジルのケーキレシピでは多めに入れることがありますが、日本の感覚だと少し多く感じる場合もあります。心配な場合は、まず少なめで作ってみてください。
卵の大きさで少し調整しても大丈夫
元のレシピでは卵4個だったんですが、ブラジルのレシピでは卵のサイズまで細かく書かれていないことも多いんです。
なので、基本的にケーキって卵3つが普通なので、大きめの卵を使う場合は、3個でもよいかもしれません。

家庭のおやつなので、少しおおらかに作っても大丈夫だと思います。
日本で作る場合の代用品や調整
日本で作る場合も、材料はそろえやすいと思います。
- サラダ油は、米油やクセの少ない植物油でも代用できます。
- マーガリンは、バターでも代用できます。
- ココアは、無糖ココアを使うと甘さを調整しやすいです。
- ブラジル風より甘さを控えたい場合は、砂糖やチョコクリームを少し減らしてもよいと思います。
ブラジルのケーキは、全体的に甘めのものが多いです。
元のレシピでも、砂糖が2カップになっているものや、油が多めのものもあります。
今回の分量は、砂糖1カップで作っていますが、日本人にはこれくらいでも十分おいしいと思います。

私はケーキを作る時は、基本的に砂糖は1カップにしていますよ。
ブラジルのにんじんケーキを作ってみて
ブラジルのにんじんケーキは、にんじんを使っているのに、野菜っぽさはあまりなく、ふんわりした甘いケーキになります。
ミキサーで作れるので、思ったより簡単です。
にんじんの色がきれいに出るところも、作っていて楽しいですね。
日本のケーキレシピのように、きちんと全部をグラムで量らなくても、ある程度おおらかに作れるところが、ブラジルの家庭のおやつらしいなと思います。
砂糖や油の量、卵の数などは、家庭やレシピによって少しずつ違います。
日本人向けに少し軽めに作ってもいいですし、ブラジルらしく甘めに仕上げてもいいですね。
にんじん入りで色もかわいく、チョコクリームをかけるとぐっとブラジルらしい味になります。

午後のコーヒーのおともに、よかったらブラジルのにんじんケーキ、ボーロ・デ・セノウラを作ってみてください^^







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