ブラジルの食卓に欠かせないもののひとつが、にんにくで香りをつけて炊くごはんです。
日本語で言うと「ガーリックライス」と書きたくなりますが、炒めごはんというより、にんにくと油でお米を軽く炒めてから炊く、ブラジルの毎日のごはんです。
ブラジルではお米が主食としてよく食べられていて、フェジョンと一緒に食べることが多いです。
ごはんと豆、そこに肉やサラダがつくと、代表的なブラジルの家庭ごはんという感じになりますね^^
ブラジルの食卓に欠かせないにんにくごはん
ブラジルでは、ごはんを炊く時に、にんにく、油、塩を使うことが多いです。
日本のように水だけでお米を炊くのとは少し違って、まず油でにんにくを炒め、そこにお米を入れて炒めてから水と塩を加えて炊きます。
ブラジルに来たばかりの頃は、この作り方を知らなくて、ブラジル人が遊びに来た時に、適当に塩とつぶしたにんにくを入れてお米を炊いていました。^^;
すると、「日本人はお米を炊く時、油を使わないで塩だけなんだね。健康的だね」と言われたことがあります。
そこで「日本では塩も入れないよ。水だけだよ」と言うと、みんなびっくりしていました。

水だけでお米を炊くというのは、ブラジルの人には少し不思議に感じるようです。
材料
約4人分の目安です。
- お米 3カップ
- にんにく 3〜4片
- 油 大さじ3〜4
- 水 5カップ弱
- 塩 大さじ1弱
お米は、ブラジルでよく使われる細長い外米を使うと、よりブラジルらしい仕上がりになります。
油の量は、元のレシピでは日本人向けに少し控えめにしています。
ブラジルの家庭では、もっと多く入れることもあると思います。
ブラジル人と一緒に料理をすると、油の使い方にびっくりすることがありますね。思わず、その手を止めたくなるくらいです^^;
ブラジルで材料を買う時の名前
ブラジルで材料を探す時は、次のような名前で売られています。
- お米:arroz
- にんにく:alho
- 油:óleo
- 塩:sal
- 水:água
ブラジルでよく使われるお米は、細長いタイプのものが多いです。
袋には「arroz」と書かれていて、種類によって「tipo 1」などと表示されていることもあります。
日本のお米のような粘りのあるごはんとは違って、炊き上がりは比較的ぱらっとした感じになります。
作り方
1. お米を洗って水を切る
お米を洗い、水を切っておきます。
ブラジルでは、お米を洗う人もいれば、洗わない人もいます。
ほとんどの人は洗っているように思いますが、中には洗わずに炊く人もいます。
日本では無洗米がありますが、それでもざっと洗いませんか?埃を落とすような感覚ですよね。

特にブラジルはほこりも多いので、私は洗って使うほうが落ち着きます。
2. にんにくを準備する
にんにくは、つぶすか、みじん切りにしておきます。
つぶしたにんにくを使うと、香りがしっかり出ますし、みじん切りにすると、ごはん全体ににんにくがなじみやすいです。
昔はつぶしている人を良く見かけましたが、最近はにんにくをみじん切りする手動のブンブンチョッパー(?)を持っている人が多いので、それであらかじめみじん切りして保存している人が多いです。
3. にんにくを油で炒める
鍋に油を入れて熱し、にんにくを加えて炒めます。
私は画像のニンニクよりはもう少し焦がします。
にんにくのよい香りが出てきて、少しこんがり色づいてきたら、お米を加えます。
にんにくは焦げると苦くなるので、濃い茶色になる前にお米を入れるとよいと思います。
4. お米を炒める
にんにくの入った油に、洗って水を切っておいたお米を加えて炒めます。
お米全体に油がまわるように、少し炒めます。
ここでしっかり油をなじませると、ブラジルのごはんらしい、ぱらっとした炊き上がりになりやすいです。
5. 水と塩を加えて炊く
お米をある程度炒めたら、水と塩を加えます。
あとは、鍋でお米を炊くように炊きます。
最初は中火から強めの火で沸騰させ、沸いてきたら弱火にして、ふたをして炊きます。
水分がなくなり、お米がやわらかくなったら出来上がりです。
スポンサーリンク炊飯器で作る場合
鍋でお米を炊くのが苦手な方は、炊飯器でも作れます。
ブラジル人が炊飯器を使う時は、炊飯器を鍋のような感覚で扱います。
炊飯器も保温だけじゃなく、ニンニクやお米を炒める温度の機能があるので、それでニンニクとお米を油で炒めて、水は普段お米を炊く分量を目安に入れ、塩を加えて、あとは普通に炊飯器のスイッチを入れれば大丈夫です。
私はそうやって炊飯器のお釜を痛めたくないので、基本的に日本米のように水だけで炊くか、もしくは、ブラジル人が来てニンニクライスを出さないといけない時は、普通にお米を洗い、お水を入れ、塩と油を適量回し入れ、ニンニクは、揚げているニンニクが売られているので、それを風味付けで入れます。
それが一番簡単ですが、その揚げているニンニクが手元にない時には、小さめのフライパンに油を入れてそこにニンニクを入れ、色づいたら、そのニンニクを油ごと炊飯器に入れます。
もちろん、その時には、塩だけ加えて、スイッチオンです。^^
おいしく作るコツ
油はお米全体に行き渡るくらい
油の量は、お米全体にしっかり行き渡るくらいが目安です。
日本人には少し多く感じるかもしれませんが、ブラジルのごはんは油を使うことで、ぱらっとした食感になりやすいです。
ただ、無理にたくさん入れなくても大丈夫です。
最初は少なめにして、好みに合わせて調整するとよいと思いますよ。
にんにくは焦がしすぎない
にんにくは、香りが出るまで炒めますが、焦がしすぎると苦みが出ます。
色づき始めたくらいでお米を入れると、にんにくの香りが油とお米に移って、おいしく炊き上がります。
大きな鍋で炊く時はお湯を使うと作りやすいです
以前の仕事場で、職員に食事を作っている料理が好きな友人がいるのですが、彼女は、大人数分のごはんをとても上手に炊きます。
大きな鍋でごはんを炊くのは、鍋底が焦げたり、ブラジル人でもうまくできない人がいるのですが、彼女は毎回きれいに炊くんです。
もちろん、炊飯器は使っていないので、毎回大きな鍋を使っているのに、焦げたご飯を炊いたところを見たことがないです。
どんなふうに作っているのか聞いたところ、大きな鍋の時は油をよく熱してからにんにくを入れるそうです。
そして、水はお米の2倍くらい。急いでいる時や大鍋で作る時は、お湯を使うほうがよいとのことでした。
お湯を入れるとすぐにグツグツしてくるので、そのあと弱火にして約10分炊くそうです。
大鍋の場合は、アルミホイルでカバーしてからふたをすると、中まで火が通りやすいそうです。
私はまだその方法を自分で試しきれていませんが、彼女の料理の仕方を見ていると、いつも勉強になります。
料理を学校で学んだわけではないようですが、本能的に分かるんでしょうね^^
失敗しやすいポイント
水が多すぎるとべちゃっとします
ブラジルのごはんは、少しぱらっとした炊き上がりが好まれることが多いです。
水が多すぎると、日本のやわらかいごはんのようになったり、べちゃっとした仕上がりになったりします。
使うお米によって水の吸い方が違うので、最初は少し様子を見ながら調整してみてください。
塩は入れすぎないように
ブラジルの味つけは、日本の感覚より塩がしっかりしていることがあります。
レシピでは塩を大さじ1弱としていますが、日本人には多く感じるかもしれません。
心配な場合は、少なめにして、食べる時に調整してもいいと思います。
ブラジル人は塩からいのはどれだけ塩からくなっても誰からも文句は言われませんが、塩が足りないと美味しくないみたいです。^^;
スポンサーリンク日本のお米で作ると食感が変わります
日本のお米は、ブラジルでよく使われる細長いお米より粘りがあります。
そのため、同じ作り方をしても、ブラジルのごはんほどぱらっとしないことがあります。
これはお米の種類の違いなので、無理に同じにしようとしすぎなくても大丈夫です。
日本で作る場合の代用品や調整
日本で作る場合は、細長いお米が手に入ればそれを使うと、ブラジル風に近くなります。
なければ、日本のお米でも作れます。
ただし、日本のお米は粘りがあるので、水を少し控えめにしたり、炊飯器で作る場合はいつもの水加減より少な目にすると作りやすいです。
- ブラジルのお米がない場合:インディカ米や長粒米を使うと近いです。
- 日本米で作る場合:水加減を少し控えめにすると作りやすいです。
- 油は、サラダ油や米油などクセの少ない油で大丈夫です。
- にんにくは、生のにんにくを使うと香りがよく出ます。
塩や油の量も、ブラジル風にするなら少ししっかりめ、日本人向けにするなら控えめにしてもいいと思います。
フェジョンと一緒に食べるのが定番です
このガーリックライスは、フェジョンと一緒に食べるのが定番です。
ブラジルでは「arroz com feijão(アホース・コン・フェジョン)」と言って、ごはんと豆の組み合わせはとても身近です。
これに肉とサラダがつけば、最も一般的なブラジルらしい食事になります。
何もなくても、ごはんとフェジョンだけで大丈夫というブラジル人も多いと思います。
日本人には、最初は「ごはんに豆?」と少し不思議に感じるかもしれませんが、慣れてくると、フェジョンのとろっとした豆と、にんにくの香りがするごはんがよく合うんですよね~。
ブラジル人に「日本ではフェジョンは普通に食べないんだよ」と話すと、びっくりされることがあります。
世界中でフェジョンを食べていると思っている人もいるのかもしれませんね。^^;
ブラジルの主食としてのごはん
ブラジルのにんにくごはんは、派手な料理ではありませんが、毎日の食卓を支える大事な一品です。
日本では水だけで炊いた白いごはんが当たり前ですが、ブラジルではにんにく、油、塩を使って炊くごはんがとても身近です。
同じ「お米」でも、国が変わるとこんなに作り方や味が違うのかと、最初はとても面白く感じました。
フェジョンや肉料理に合わせると、ぐっとブラジルの家庭ごはんらしくなります。

ブラジル料理に欠かせないにんにくごはん、よかったらフェジョンと一緒に作ってみてくださいね。^^










コメント
初めてコメントさせていただいています。このライスの横についている豆はどうやって作ったんですか?そこまで書いてあると一品出来上がって助かります?。
よろしくお願いします!!
このライスの横についているのはフェジョンと呼ばれる豆です。
レシピをアップしてみました♪
フェジョンの作り方